2013年4月1日月曜日

育てる器

 
今日から4月。まだ寒い日が続きますね。

新生活といえば、今から○年前、大学の入学式を思い出します。
遅れて行ったため、大学院生の席に案内されたのですが、
周りはみなさん校歌をばっちり歌える人たちで…。
節にあわせて手を振りかざすのですが、私ひとりでぽかーんとしていました。

そんな私も大学野球やらラグビーやらで、校歌を覚えることができました。
卒業した今でももちろん歌えます。
4年間でだいぶ育てられました。

育つ、といえば。
石川は山中温泉の木地師、たにてる工芸さんにお願いしていた汁椀が届きました。
汁椀 左から ケヤキ 水目桜 栃 各¥2,730

木地師のしごとは、木を轆轤で様々な形にすることです。形を作ると、塗師といわれる
漆を塗る人へバトンタッチされますが、しごとやでは、木目を生かして漆をかけずに木そのものの
お椀を作っていただきました。加工をしてありますので、汁物はもちろん大丈夫です。

樹種は3つ。こちらの写真がわかりやすいでしょうか。
 
左から 欅 水目桜 栃
欅は、とる場所によって色の違いがはっきりしていて、ツートンカラーになったものもあります。
水目桜は木目や色が一番素直です。
栃が一番白く、シチューなど洋風の汁ものがよく似合います。人の手で触るうちにだんだん色が
変化いていく、まさに育てる楽しみがある器です。

お店に置いてある商品は、本当に使う人が手をかけて
変化していくものばかりです。道具は、使われて初めてその良さが発揮されます。
10年、20年と使うほどに味わいが増していきます。

私もそういう人になりたいなあと思いつつ。

ブログでご紹介しております商品は、すべてお買い求めいただけます。
遠方だけど、、、という方、ぜひご連絡くださいませ。
TEL/FAX03-6303-0865







0 件のコメント:

コメントを投稿